LinuC level1(101,102)試験に合格しました!実際に利用した参考書や勉強時間などを解説!

 

LinuC level1って実際どんな試験なの?
どんな勉強法で合格したの?
実際に利用した参考書や問題集を教えてほしい!

以上の悩みを解決できる内容になります。

 

本記事の内容

  • LinuCレベル1とは?
  • 実際に使用した参考書・問題集
  • 合格するための勉強方法

 

記事の信頼性

現役のインフラエンジニアです。
LinuC 101と102に合格し、レベル1を取得できたので、どのように勉強したのか共有いたします。

 

ココがポイント

最新の試験である「Version10.0」に対応した記事となっております。

勉強方法の前にLinuC level1(101,102)試験の内容を簡単に紹介

LinuCとは、簡単に言うとLinuxというOSを使えるようになるための試験です。

特にサーバーエンジニアに人気の資格になります。

似たような試験にLPICという試験がありますが、LinuCはより日本の市場に沿った試験内容となっています。

LinuCは、レベル1~レベル3まであります。

LinuCレベル1の取得には、LinuC101とLinuC102の試験に5年以内に合格する必要があります。

 

それでは、LinuCレベル1(101,102)について詳しく説明しますね!

問題数

各試験の問題数はそれぞれ約60問です。

問題形式問題数
選択問題50問程度
記述形式10問程度

 

101の試験内容

101は、以下の5項目から出題されます。

試験内容

  1. Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用:27%
  2. ファイル・ディレクトリの操作と管理:17%
  3. GNUとUnixのコマンド:25%
  4. リポジトリとパッケージ管理:13%
  5. ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム:18%

※各項目の割合は公式サイトの、各項目の重要度より独自に算出(少数以下四捨五入)したものとなります。詳細はこちらよりご覧ください。

 

102の試験内容

102は、以下の6項目から出題されます。

試験内容

  1. シェルおよびスクリプト:17%
  2. ネットワークの基礎:23%
  3. システム管理:20%
  4. 重要なシステムサービス:15%
  5. セキュリティ:20%
  6. オープンソースの文化:5%

※各項目の割合は公式サイトの、各項目の重要度より独自に算出(少数以下四捨五入)したものとなります。詳細はこちらよりご覧ください。

 

合格点

520点 / 800点

 

試験時間

90分

そのうち5分間はアンケートなので、問題を解く時間は85分になります。

 

受験料

16,500円(税込) × 2

合計33,000円です。

 

受験日

いつでも受験可能

 

LinuC level1(101,102)試験に合格するために利用した参考書

利用した参考書はこちらになります。

公式の認定教材となっているものを利用しました。

どちらも101と102の内容を含んでいるので、下の2冊だけでOKです。

 

特に問題集は抑えておいてよかったです。

上記のリンクは、最新の「Version10.0」のものとなっています。

「Version4.0」の参考書や問題集も販売されていますので、間違えて買わないように気をつけましょう。

ちなみにkindle版では環境構築時のIDとパスワードが利用できない等不具合があるようなので、必ず単行本を買いましょう。

 

LinuCを主催しているLPI-JAPANが提供している無料の教材になります。
こちらより、無料でダウンロードできます。

 

LinuC level1(101,102)試験に合格するために利用したWebサイト

LinuCレベル1合格のために利用したサイトは、以下になります。

こちらも公式の認定教材になります。

LinuC101のコンテンツは無料で利用できるので、使っておいて損はないです。

LinuC102のコンテンツは有料(2,400円)ですが、落ちて再受験(16,500円)よりは助かりますね。。

 

LinuC level1(101,102)試験に合格するための勉強方法

 

勉強手順は下記になります。

  1. 参考書の101 or 102の範囲を1周する
  2. 問題集の101 or 102の範囲を解く
  3. Ping-tで101 or 102の問題を全て金になるまで解く
  4. Ping-tで101 or 102のコマ問を解く
  5. 試験を受験する

 

step
1
参考書の101 or 102 の範囲を1周する

とりあえず最初に目を通しました。

その後問題を解きながら、わからないところは参考書を見直すという感じですね。

 

不明点やよく意味の分からないコマンドがあれば、Linux標準教科書で文字検索して調べていました。

それでもわからない場合は、ネットで調べました。

 

step
2
問題集を解く

あとはとにかく対象範囲の問題を解きました。

まず1周して、試験前にもう1周しました。

 

step
3
Ping-tで101 or 102の問題を全て金になるまで解く

下記の流れで学習しました。

勉強の流れ

  • Ping-tに登録する。(102のみ有料なので、101合格後に課金する。)
  • 1カテゴリずつ問題を解き、全て銀にする。(解説もよく読む)
  • 銀のみに設定し、カテゴリ別に全て解く。
  • 銅のみ(3で間違えた問題のみ)に設定し、全て銀にする。
  • 銀のみの設定にし、問題を全て解く。
  • 4と5を繰り返し、全て金にする。
  • 全カテゴリで全ての問題を解く。
  • 銀のみ(7で間違えた問題のみ)に設定し、全て金にする。

Ping-tで問題を解くときに気を付けた方がいいと思ったのが、1問1問に時間をかけすぎないことです。

答えが100%正解だと自信が持てる問題意外は全て、即座に「正解」をクリックして解説を見て、「次へ」進んだほうが良いと思います。

微妙なものは間違いとして、再度解いた方が記憶に定着しますね。

 

3以降は、問題を間違えた場合のみ解説を読みました。

これで全ての問題を最低3回、1回でも間違えた問題は4回以上解いたことになります。

また、7で銀になってしまった(間違えた)問題が多いカテゴリは、苦手な分野ということになります。

私は不安症なので、試験前にそのカテゴリをもう一周しました。

 

step
3
Ping-tで101 or 102のコマ問を解く

コマ問とは、Ping-tのコマンドを勉強するための問題集になります。

下記の流れで利用しました。

勉強の流れ

  • 毎日2つのカテゴリを全問正解できるようになるまでやる。
  • 試験前3日前からは全カテゴリを毎日やる。

 

LinuCレベル1では、選択問題だけでなく実際にコマンドなどを入力する問題もあるので、このコマ問もステップ3と並行して行いました。

Ping-tの通常問題を解くのに疲れてきたら、気分転換にコマ問を解くという感じです。

 

step
4
試験(101 or 102)を受験する

 

以上のステップになります。

これでLinuCレベル1は合格できました。

また、試験前にはPing-tの合格体験記に目を通して、大丈夫自分も受かると自己暗示してました。(笑)

 

LinuC level1(101,102)試験に合格するまでの勉強時間の目安

私は、60時間(101) + 70時間(102)の合計130時間程度でした。

勉強時間がどうであれ、LinuCのレベル1は基本的に暗記になりますので、短期的に勉強したほうがいいと思います。

下記に目安の時間を書いておきます。あくまでも目安なのであしからず。

 

Linux知識0の方

Linux知識0の方が、LinuCレベル1の合格に必要な時間の目安は、約200時間だと思います。

101と102をそれぞれ1か月ずつの、2か月程度で取得を目指すのがよいと思います。

その場合、2か月間毎日3.5時間程度の勉強が必要になりますね。

 

Linuxやネットワークの基礎知識がある方

少しインフラ知識がある方であれば、約100時間で合格可能だと思います。

101と102をそれぞれ2週間で取得すると仮定して、毎日3.5時間程度の勉強時間を確保しないとですね。

 

LinuC level1(101,102)試験合格までの道のりまとめ:暗記なので短期集中が吉

LinuCはコマンドが多く覚えるのが大変でした。

社会人は時間の確保が一番の課題かと思いますが、私の体験談が少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

少しでもあなたのLinuCレベル1合格の手助けになれば嬉しいです。

 

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