簡単なネットワークを構築してみよう! ー その3

 

目標

2台のPCをケーブルで接続する。
2台のPC間で通信ができる状態に設定し、実際に通信ができることを確認する。
通信の内容をのぞいてみる。  NEW!!

さらっと目標に一文追加されてますね。。
でも気になるので早く通信をのぞいちゃいましょうよ!
よし!それじゃあ通信をのぞくために準備をしよう。

 

1.スニッファーを配置

スニッファー(Sniffer)とは、ネットワーク上を流れるデータを採取するソフトウェアのことです。

シスコパケットトレーサーには、スニッファーが用意されています。スニッファーを利用するために、2台のPCの間にスニッファーを配置しましょう。

 

左下のパネルより、[End Devices] をクリックし、[Sniffer] を表示させます。
[Sniffer] をドラック&ドロップし、PC間に配置し、完了です。

 

2.ケーブルを再接続

2台のPCが通信をする際に、スニッファーを通るようにケーブルを再接続します。

これまでの演習と接続方法は同じなので、自分でできそうだという方はこれまでの記事を見ながら下図の「接続完了状態」になるようにやってみてください。

早く教えて!という方は読み進めてください。

「接続完了状態」

 

それでは接続しましょう。

左下パネルより、[Cohikariections] をクリックし、各ケーブルを表示させます。
その中で[Automatically Choose Cohikariection Type](雷のようなマーク) をクリックします。

 

[PC] > [Sniffer] の順にクリックし、PC-Sniffer間を接続します。

 

同様に別のPCもSnifferへ接続します。

 

3.通信確認

この状態でpingコマンドを利用し、通信の確認を行います。

余談ですが、pingコマンドを使って通信の確認を行うことを「pingを飛ばす」と言ったりします。
「ping飛ばして」と言われたら、「pingコマンドを使って通信の確認をして」といった意味になります。

pingを飛ばして、下記のような表示が出てくると通信成功です。

 

4.通信内容を確認

[Sniffer] をクリックし、[GUI] タブをクリックすると、[Sniffer] を通過した通信を見ることができます。

左のパネルを確認すると、先ほどpingコマンドで送信した[ICMP]というメッセージが4回通過していることがわかります。

 

そのうちの1つの [CIMP] をクリックし、最大化して見やすくします。

 

すると、下記のデータを確認することができます。

  • SRC IP:10.0.0.1
  • DST IP:10.0.0.2

SRC=Source(送信元)、DST=Destination(宛先)

つまり、
送信元は10.0.0.1、宛先は10.0.0.2
のデータが通信されたということです。

データの通信に32bitのIPアドレスが利用されていることを確認できましたね。

 

まとめ

スニッファー(Sniffer)を利用して、ネットワーク上を流れるデータの中身を見ることができる。

pingコマンドを使うとICMPというメッセージが送信され、通信の確認を行ってくれる。

 

スニッファーを使えば通信の中身を見放題ですね!!
hikari先生がスマホで何見てるか盗み見ちゃおうかな。。。
すぐ悪用しようとするね。。
Snifferは勉強やトラブルを解決するためにあるんだよ。
それに「通信の秘密」という法律でも禁止されているから絶対やっちゃだめだよ!!
そんなに見られたくないものが?
おまわりさんこっちです。

 

 

お疲れ様でした!
記事をご覧いただきありがとうございます。

 


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