インフラエンジニアになりたいけど勉強方法が分からない。インフラエンジニアになるための具体的なステップが知りたい。
以上の悩みを解決できます。
私も同じ悩みを抱えていました。なのでインフラエンジニアになってわかった、インフラエンジニアになるための具体的な勉強方法とその順番を共有します。
インフラエンジニアに必要な知識
前提として、インフラエンジニアに必要な知識は、大きく2つの分野に分かれることを知っておきましょう。
- サーバーの知識
- ネットワークの知識
両方勉強することが好ましいですが、片方だけでも問題ありません。
サーバーエンジニアになりたい方はサーバーの知識、ネットワークエンジニアになりたい方はネットワークの知識を重点的に勉強しましょう。
サーバーの知識
サーバーの知識は、Windows ServerやLinuxなどサーバーに利用されている「OS」の知識のことです。
独学で勉強する場合、Linuxの学習環境は無料で整えることができるのでおすすめです。
ネットワークの知識
ネットワークの知識は、インターネットの仕組みやネットワーク機器に関する知識のことです。
インフラを学ぶ時に一番大切な事
インフラエンジニアになるための勉強時に一番大切な事は、できるだけ実践的に学ぶことです。
インフラ知識は、何かを作り出すための技術であり、実際にサーバーやネットワークを作らなければ理解が難しく、身に付かないからです。
私はインフラエンジニアになる前は、とにかく本を読んだり、知識を重要視している資格ばかり取得していました。
しかし実際に働くと知識として何となく覚えているものばかりで、実際の使い方がわからず全く身に付いていなかった事がよくわかりました。
なので皆さんには、読んだり書いたりするだけでなく、実際に手を動かす事を意識して学習に取り組んでいただけるような手順を作成しました。
インフラエンジニアまでの3ステップ
それではインフラエンジニアになるための勉強方法になります。
何を勉強するか迷う時間が一番無駄な時間です。
私はその無駄な時間がたくさんあったので、私を踏み台にみなさんは順番どおりに進めて、効率的に勉強を進めてください。(笑)
このページをブックマークして、1ステップごとに見ていただければ効率よく勉強を進められます。
ステップ1:座学で学ぶ
実践的に学ぶことが大切ですが、いきなりは難しいです。
まずは3冊の本を読み、インフラ全体の概要を理解・イメージしましょう。
入門者向けの学習Webサイトもいくつかありますが、やはり本の方が体系的に学ぶことができます。
基本的には本を読んで分からないところをWebで調べて理解を深める、という流れが一番効率の良い方法です。
1冊目でインフラエンジニアとは何かを学ぶ
LINE社の創業メンバーの方が書かれた本です。
インフラエンジニアとはどういう仕事なのか、入門者向けにわかりやすく解説されています。学校や企業でも採用されている良書です。
2冊目でサーバーの基礎を学ぶ
相当わかりやすく、それでいて知識が身に付く本です。
パソコンを触りながら、楽しく勉強しましょう。
3冊目でネットワークの基礎を学ぶ
インフラエンジニアの必読書ともいわれている本です。
2冊読み終わった初学者であるあなたは、この本で中級者へステップアップできます。
以上です。
この3冊でインフラの全体的な概要を学び、より実践的に学ぶ準備をしましょう。
おすすめのWebサイト
おすすめのWebサイトも貼っておきます。
隙間時間にスマホで勉強するときなどに活用しましょう。
サーバー
※ネットで [分からない単語 ネットワークエンジニアとして] と調べると、ほとんどわかりやすい説明が出てきます。神です。
ステップ2:実践的に学ぶ
概要を把握したら実践に移りましょう。
実践的に学べるおすすめの本とWebサイトになります。
参考にしながら、パソコンをハッカーのごとくカタカタしましょう!
サーバー
実際にサーバーを構築します。
わからないコマンドなどは調べながら理解を進めていきましょう。
この本のあとに下記のサーバーを、ネットで調べながら自力で構築してみましょう。
「VirtualBox」または、「VMware Workstation Player」を利用してください。
- Webサーバー(Apache)
- DNSサーバー(BIND)
- ファイルサーバー(Samba)
- メールサーバー(Postfix)
ネットワーク
実際にネットワークを構築します。
実践的に学べるサイトがあるのでそちらを利用しましょう。
こちらのサイトを以下のように活用します。
- 「■PacketTracerの概要」を全ておこなう。
- 「■PacketTracerの操作課題」を一つずつ行う。
※課題ページの下の方にある「操作ヒント」を見ながらやりましょう。
ステップ3:資格を取得する
この時点であなたは完全にインフラエンジニアの初心者・未経験者は脱却しています。
すばらしいです。
しかし、それを他者に証明することが出来ません。
資格を取得することで、採用担当者に証明してやりましょう。
下記の資格取得を目指した勉強も、実際に手を動かしながら学びましょう。
- LinuC レベル1
- CCNA
サーバー
- LinuCレベル1
私はこの本で手を動かしながら勉強、合格しました。
LinuCレベル1の具体的な勉強方法は、こちらの記事をご覧ください。
-
LinuC level1(101,102)試験に合格しました!実際に利用した参考書や勉強時間などを解説!
続きを見る
ネットワーク
- CCNA
私は以下の本で勉強、合格しました。
合格後もリファレンスとして使っています。
インフラエンジニア界隈で「黒本」と呼ばれている有名な本です。
CCNAの具体的な勉強方法は、こちらの記事をご覧ください。
-
新CCNA試験に合格しました!実際に使った教科書や勉強法を解説!
続きを見る
両方の資格に対応したおすすめのサイト
- Ping-t
※LinuC 101とCCNAのSwitchの分野は無料です。
ここまでくればあなたは自信を持って、インフラエンジニアへ転職できるでしょう。
インフラエンジニアとして大切な力
「インフラエンジニアまでの3ステップ」を実践した方はお気づきかもしれませんが、エンジニアには検索力(ググる力)が必要です。
インフラエンジニアとして働き始めてからは、先輩方に頼ることもできますが、あなた自身の調べる能力で問題を解決しなければならない場面が出てきます。
「インフラエンジニアまでの3ステップ」を実践した場合、ググって問題を解決する力も養われます。
私もでしたが、「インフラエンジニアの勉強方法」をいくら調べたところで、少しもインフラエンジニアには近づけません。
まずは行動からです。
インフラエンジニアへの第一歩を踏み出しましょう!